どうして3000km毎の点検が必要なのか
ハーレー・ダビッドソンのバイクは日本における分類では大型に属しますので、初年度3年、次回以降2年に一度の車検が必要となります。
しかし車検を受けるだけでは整備を十分に行うことができないため、3000kmごとに点検をしてもらうことをおすすめします。
ハーレー・ダビッドソンは海外の工場で設計・組み立てをされていることから、日本製のバイクとは細かな仕様が大きく異なります。
乗り方や保管状況によってもコンディションが異なってきますので、新車で納められたハーレーについてはできるだけこまめに点検してもらう方がよいでしょう。
そんな定期点検の一つの目安となるのが3000kmごとの走行です。
3000kmという走行距離はちょうどエンジンオイルの交換時期と重なるので、そのタイミングで各パーツに異常がないかを見ておくことにより早期に故障防止をしていくことができます。
点検する部分はいくつかありますが、SSなどに依頼をすると7~10項目点検として行ってもらえると思います。
ハーレー・ダビッドソンの場合、ディーラーでも定期点検をおすすめしているので購入時に依頼をしておくことにより点検時期が近づいた頃に通知を受け取ることもできます。
3000kmで点検する内容
定期点検で行うパーツとしては、タイヤ、エアクリーナー、チェーン・スプロケット、ケーブル類、バッテリー、プラグ、ブレーキ、サスペンションといったところが挙げられます。
これらはいずれもバイクの重要なパーツとなっているので、走行中に何らかの違和感を感じた場合にはまずはそれらの場所を見て異常が発生していないかを確認することが大切になってきます。
これらの点検は目視でも異常がないかを見ることもできますが、3000kmごとの点検時にはきちんとそれらの状態を専用機器で確認してもらいましょう。
一つずつ異常点検の方法を見ていくと、まずはタイヤ部分で摩耗具合を見つつ亀裂やひび割れが発生していないかということをチェックします。
次にエアクリーナー部分はエレメント部分を取り外して見て、黒く汚れていないかを見て必要に応じて交換していきます。
チェーン・スプロケットは後輪の足回り周辺で、チェーンが緩くなっていたり油がなくなっていないかをみて適正な状態を保ちます。
ケーブル類やバッテリーは電装関係で、灯火類やメーターのバックライトなどに不備がないかをみてきちんとケーブルがバッテリーにつながっているかということを確認します。
プラグはエンジンスターターを入れた時の発火機器なので、スターターにきちんとエンジンが反応をするかということを見ていきます。
ブレーキ部分ではブレーキパッドもしくはドラムブレーキの内部で摩耗がないかということを見て交換をしていきましょう。