1. ハーレーのサスペンションについて

ハーレーのサスペンションについて

サスペンション

乗り心地を大きく左右するハーレーのサスペンション

日本でも大人気のハーレー車ですが、実際に乗用してみて初めてわかる不都合もあります。
バイクだけでなく外国メーカーの車ではよくありがちなことですが、デザインこそ非常に優れているものの基本性能の部分が日本車よりもかなり質が低く、運転していてストレスが貯まってしまうというようなことです。

特にハーレー・ダビッドソン車においては、乗用したときの乗り心地を大きく左右するサスペンション部分の品質が日本車と比較してかなり質が悪いということが良く知られています。

基本的なところから説明をすると、サスペンションとは前輪・後輪につながっているフレーム部分に付けられているバネのような機器のことです。
詳しく言うとかなり多くの種類があるのですが、主な役割は走行中にタイヤに受けるショックを和らげ乗車している人のお尻に伝わる痛みや振動を和らげてくれることです。

サスペンションが難しいのが、一概に固い~柔らかいだけで良し悪しを判断することができないということです。
ハーレーのような大型バイクになると、サスペンションはタイヤの衝撃を緩和するだけでなく、車体の方向を変更したときの姿勢バランスに大きな影響を与えてきます。

原付きのような小型のバイクを長時間乗っているとお尻が強烈に痛くなってきますが、これもサスペンションが貧弱であることに由来しています。

純正品ではどうしても乗りづらかったハーレーがサスペンションを変えたら飛躍的に調子がよくなったという話も多いので、できるだけお金を惜しまずよいカスタムを加えたいところです。

参考>>サスペンションの役割

リアサスは特に交換がおすすめ

サスペンションは前後のタイヤにそれぞれついているので、「フロントサスペンション」と「リアサスペンション」として区別をして呼ばれます。

このうち特に乗車中の乗り心地に直結するのは後輪のリアサスペンションで、日本でハーレーを快適に乗るなら絶対に交換した方がいいとまで言われている部品です。

というのはハーレーのリアサスは広いアメリカの道路を走行することを前提に作られているので、狭い道が多い日本の道と体格的に小さい日本人の走行には適さない部分が多いからです。

ハーレーに乗ってすぐに感じるゴツゴツした感じはほとんどがリアサスがかなり硬めにセッティングされていることが原因になっています。

ただしリアサスはバイクの性能に関わる非常に重要なパーツであるので、よほどバイクの改造に慣れている人でないと自分で勝手に交換をするのは危険です。

セッティング自体にも苦労をするのがサスペンションなので、最初は整備工場でお願いをしてそこから自分なりの調整方法を覚えていくということが勧められます。