1. 海外で流行している?ネイクドバガー

海外で流行している?ネイクドバガー

ネイクドバガーとはどんなスタイルなのか?

ネイクドバガーというのは、裸を意味する「ネイキッド」から来ています。
つまり、バイクの表面を覆っているカウルやパーツカバーなど、デザインや風防のための外装を排除して、エンジンやその他のパーツをむき出し、「裸」の状態にしたバイクのことを指します。
もともとネイクドバガーというのは、バガー、つまりバッグを装着することなく、シンプルにバイクを見せるというところから来ています。
ネイクドバガーはアメリカを中心に流行を見せていて、その無骨でアグレッシブな雰囲気が人気を呼んでいます。

バイクのバガースタイルというのは、そもそもバッグをカスタマイズの一環として取り付けて、見た目にも機能的にも重厚にするというものです。
そこからバッグや表面のカバーを取り外しているのに、まだネイクド「バガー」というのは、なんともアメリカらしいセンスと言えるでしょう。

ッグやパーツを取り外すことによって、デザインの変化だけでなく軽量化が実現されます。
それにより走行性能や、操作感も変わってきます。
さらに、残っている燃料タンクやシート回りの一部のパーツにインパクトのある装飾を施すケースが多く、個性的な見た目になったバイクもたくさん見かけます。
パーツの点数を減らしつつも、残っているところを派手にすることで全体のバランスが取れているわけです。

ネイクドバガーの特徴について

基本的にはバッグやカウルを取って内部を見せるというのがネイクドバガーのスタイルなのですが、その他にもいくつかの特徴があります。
まず、ベースとなるのはツーリングモデルです。
やはりバガーとしてのスタイルの一つには変わりがありませんので、本来であればバッグ類を装着することを考えたツーリングバイクである必要が生じるということです。

そして、すべてのカウルを外すということではなく、チンスポイラーとフロントカウルは装着している状態となります。
その上で、ストリップスタイルでバッグはすべてなくします。
残っている部分には、レーサーイメージの装飾を施していくのもスタイルの特徴となっています。
さらにネイクドバガーでは、単に見た目だけででなく、エンジンチューンニングを実施することも特徴となっています。
レーシーなデザインに合わせて、走りの特性を強めたエンジンセッティングにすると共に、足回りのパーツも変更していることが多いです。

こうした特徴を持つネイクドバガーは、アメリカから日本にも輸入されてトレンドとなる可能性も高いです。
すでに日本でもバガースタイルのバイクが人気となっていますので、そこからさらに工夫を凝らしたスタイルも出てきています。
その一つとして、ネイクドバガーに注目するライダーが増えていくことは十分考えられます。