1. ハーレーの排気量について

ハーレーの排気量について

ハーレー|マフラー

小排気量のハーレーの実力はいかに

ハーレー・ダビッドソンの主力商品といえば、やはり超大型の車体と排気量でしょう。
映画「イージー・ライダー」に象徴されるように、今も昔もアメリカ本土で乗るハーレー・ダビッドソンといえば雄大な国道を何時間も何日もかけて走行するためのバイクというイメージとなっています。

しかしその一方であまりにも大きなバイクは日本の道路状況では使いにくいという問題があります。
住宅の敷地が広いアメリカならともかく、非常に世帯あたりの面積が狭く庭や車庫のない住宅が多い日本国内においては主力の大型バイクは置き場所に困ってしまいます。

不用意に屋外に駐車をしているとあっという間に犯罪組織にまるごと盗難されてしまうようなこともあるので、防犯面やランニングコストからバイクを購入するときには比較的小さな排気量のバイクが多く選ばれます。

そこで問題になるのがハーレー・ダビッドソン製のバイクで小排気量のモデルを使用することができるかということです。

結論から言うと、ハーレー・ダビッドソン製バイクの中にも比較的小排気量で小型のバイクも存在しています。
代表的なのが「ハーレーストリート750」というモデルで、他のハーレーモデルにありがちな大仰なデザインもなく国内メーカーバイクと比較してもかなり地味めなルックスをしています。

小排気量といっても750ccと大型バイクに属するいわゆる「ナナハン」なのですが、他のハーレー・ダビッドソンのバイクは1500ccのモデルがざらなので並べて見てみると随分とかわいいなと感じます。

価格も新品でも85万円からとかなりお手頃なので、とりあえず手軽に使えるバイクでハーレーに乗りたいという人にとても向いています。

大型モデルにすると何が違うか

「ハーレーストリート750」を実際に使用しているオーナーさんの意見を見てみると、概ね好評となっていることに気づきます。
「身軽で運転しやすい」「狭い道でも恐れず入れる」といった操作性の良さを最大のメリットに挙げています。

日本では長距離ツーリングをするといっても、アメリカのような直線道路ではなく、ぐねぐねとした山道が大半なので操作性の良さというのはツーリングバイク選びの大きなポイントになってきます。

しかし大きな排気量のバイクは取扱しづらいかというとそういうわけでもありません。
1000cc以上のハーレーのモデルになると、またがっただけで「ドドドドドド」という非常に力強い鼓動を感じることができます。

ハーレーのエンジン音や鼓動は他のバイクにはない独特の魅力があるものなので、バイクそのものへの愛着を感じながら走るということで言えばやはり高排気量のハーレーは外すことのできない選択肢です。