1. ハーレーのブレーキング方法

ハーレーのブレーキング方法

ハーレーのブレーキングの重要性は?

ハーレーのブレーキングは、間違った方法をとってしまうとエンジンや本体に負担をかけてしまう場合もあります。
ブレーキングは、ハーレーに限らずバイクを乗られる方であれば、その重要性はご存知でしょう。

よく、ハーレーはリアブレーキの使用頻度が高いと耳にします。
それはハーレーなどモーターサイクル全般に言えますが、車輌の重量があり、重心が低いバイクはリアブレーキの使用頻度が高い傾向にあります。

車輌の重量や重心がどうかで、フロントブレーキかリアブレーキの使用頻度が異なります。
重心が高いバイクであれば、ブレーキをかけた場合に荷重移動がフロント側に移動します。

例えば、自転車で急ブレーキをかけた時にフロント側へ荷重が移動し、リア側が少し浮いてしまうあの感覚です。
リア側へ荷重がない場合はリアブレーキをかけたところで制動力がありません。
そのため、重心の高いバイクはフロントブレーキをかけることが多くなります。

対して、ハーレーなど重心が低く重量があるバイクは、ブレーキをかけてもフロントへの荷重移動がほとんどありません。
そのためリアブレーキが効きやすくなります。

前後のブレーキについて、どちらを利用するべきかは決まりや制限がないので、自分にあった方法でブレーキングをするようにしましょう。

ハーレーのブレーキングの方法は?

ハーレーのブレーキングの方法について、注意するべき点があります。
それは、エンジンブレーキの多用はしないようにするということです。

それはなぜか、そもそもエンジンブレーキはエンジンを無理やり動かしている状態です。
通常は、エンジンからタイヤへ力が伝わりますが、エンジンブレーキを使用することにより、タイヤからエンジンという力の伝わり方になってしまいます。
無理にエンジンを動かしてしまっているので、とても負担がかかっています。

また、エンジンブレーキがかかっている状態では、ピストンに力がかけられていません。
そのためピストンがうまく上下せず、シリンダーに傷をつけてしまうことになりかねません。

長い下り坂ではエンジンブレーキの使用頻度が高くなるため、ロングストロークエンジンによるピストンの移動距離が長くなります。
ショートストロークエンジンに比べ、ロングストロークエンジンではピストンの移動距離が長い分、シリンダーへの負担が大きくなってしまいます。

なるべくエンジンブレーキを使用することは控えたほうがいいでしょう。

ハーレーのブレーキング際のポイントは?

ブレーキング全般に言えますが、なるべく急ブレーキをすることをやめましょう。
部品の消耗や故障の原因につながります。

丁寧な運転を心がけることにより、ハーレーへの負担が減り燃費などの向上にもなります。