1. ハーレー旧車の定義や魅力について

ハーレー旧車の定義や魅力について

クラシックハーレーの魅力と買い方

バイク市場においてハーレー・ダビッドソンは他のメーカーにはない大きな魅力があります。

大型バイクの中古市場を見てみると、高額商品となっているのは軒並みハーレー・ダビッドソンであり、どの年代のどんなエンジンが搭載されているかにより細かく査定額が決められています。

通常であれば中古バイクというのは新車よりも安く購入するためのものであるところ、ハーレー・ダビッドソンにおいてはかなり古いものも100万円を超える場合がざらにあります。

なぜハーレー・ダビッドソンが他のメーカーと異なる位置づけをされているかというと、そのエンジン構造の特殊性にあります。

ハーレーに一度乗ってみればわかりますが、エンジンを起動してアイドリングをさせただけでも、シートに跨ったときにドッドッドッドッと大きな鼓動を感じることができます。

中でも顕著なのがダイナファミリーとされるシリーズ車種で、とにかくエンジンが大きく振動するのでハイブリッドエンジンの国産バイクに乗ってきた人にとっては今にも壊れるのではないかと不安になってしまうくらいです。

しかしそうした大きな鼓動こそがハーレーの魅力であり、コンパクト傾向にある現代バイクにはない大味な迫力を感じられるクラシックバイクは特に人気があります。

年代別のハーレーのエンジン

中古ハーレーでクラシックバイクを購入する場合には、まずハーレーの歴史をおさらいし、どの年代にどんな特徴があるかを知っておくことがおすすめになります。

ハーレー・ダビッドソンというバイクメーカーが登場したのは1880年代からですが、本格的な大型バイクの製造を開始するようになったのは1900年代以降です。

代表的なのが1936年から製造の「ナックルヘッド」、1948年からの「パンヘッド」がありこれらはクラシックバイクの中でも相当古いものです。

ハーレー・ダビッドソン車として名車とされる車種が登場する1960年代以降のタイプがどちらかといえば主流で、1966年の「ショベルヘッド」、1984年の「エボリューション」といったあたりはかなり高額となります。

その後1999年の「ツインカム88」や2002年の「レボリューション(水冷)」あたりも現行モデルとは異なるその年代のみの特徴を備えた生産終了モデルなので中古市場で目立つ存在となっています。

クラシックバイクとしてはかなり有名な車種であっても、性能面まで保障されているわけでなない点には気をつけたいところです。

特に1984年以前のハーレーは故障が多く手入れやメンテナンスが難しいという特徴がありますので、購入をするときにはそうしたデメリットもしっかり頭に入れておきたいところです。