1. ハーレーに乗りやすくなるためのカスタム方法

ハーレーに乗りやすくなるためのカスタム方法

シートを変える

ハーレー・ダビッドソンのバイクは大型バイクに乗る人の多くが憧れる車種です。
しかし人気が高い一方で、アメリカの道路事情や一般的な欧米系の人の体型に合わせて車体が作られていることから日本で乗るには不都合を感じる部分もあったりします。

特に女性ライダーや高齢ライダー、体格的に小柄なライダーなどは大きなハーレーを取り扱うのはコツが必要であり、車体を慎重に選ぶ必要が出てきます。
基本的にハーレーは動き出してしまえば安定的な性能を見せるのですが、停まっている時や低速走行をしている時はその車体重量のためにいろいろと難しい問題があります。

ハーレーを自分に乗りやすい形にカスタマイズする方法として、まずシートを交換するということがあります。
ハーレー・ダビッドソンはカスタマイズを楽しめる車種としてもよく知られていることから、シートだけでもかなりの種類が販売されています。

シートを交換することにより、座面のクッション性を高めたり、足つきを良くすることができます。
シートにもいくつか種類がありますが人気が高いのがサドルシートと言われる自転車のサドルのような形をしているものです。

サドルシートもしくはピリオンシートと言われるものはシートそのものの大きさが小さめであり、その分またいで座ったときの足の開き幅を狭くすることができるというメリットがあります。
シートが狭めになればその分地面に足が多く伸ばせるようになるので、シート高は変化がなくても足つきが大きく向上します。

車高を低くする

シート交換だけでは足つきが十分ではないという場合にはより積極的に車高を下げることも可能です。
車高を下げるカスタマイズとして「ローダウンキット」という専用の器具が販売されています。

ローダウンキットは、リアサスペンションに接続されているリンクをカスタムすることによりシート高全体を下げることができるというパーツです。
高さは自由に調節をすることができますが、その分サスペンションの位置が変わってくるため低くなりすぎないように調節をする必要があります。

疲労軽減のパーツを使う

もう一つおすすめのカスタマイズ方法として、運転に必須なクラッチ操作を軽くするというものがあります。

ハーレーは車体が大きいだけでなく、クラッチ操作など一つ一つの動作に力が必要となるという特徴があります。
クラッチレバーを握り込むときにも力が必要なので、長く運転していると腕がしびれてきてしまいます。

そこで「ライトクラッチキット」というクラッチを軽くするパーツを使用することにより運転動作への負担を減らすことができます。
ライトクラッチキットはトランスミッションエンドカバーを取り外して設置するもので、クラッチ全体のバランスを見ながら調節します。