1. ハーレーの排気量をアップするには?

ハーレーの排気量をアップするには?

パーツをチェンジ

究極のパワーを手に入れるためのボアアップとは

ハーレー・ダビッドソンのバイクは国内メーカー製のバイクと比較してかなり排気量が大きく作られています。
特に大きなタイプになると普通乗用車の5ナンバー車に匹敵するほどの排気量にもなっているので、実際に乗ったときの力強さは他社製を圧倒します。

しかし排気量が大きいハーレーだからこそ、より一層究極のバワーを持ったバイクを求めてみたくなるというのもまた愛好家の心理です。

バイクカスタムの定番方法にパーツをチェンジさせることで飛躍的に排気量をアップさせる方法があるので、それをハーレー車に使用すれば純正品や他のバイク以上のパワーのあるバイクに仕上げることができます。

バイクの排気量をアップさせるための改造方法として代表的な方法を「ボアアップ」と言います。
ボアアップとはシリンダー部分の内径を大きなものに変更することで、一回あたりのピストン運動で送り込まれる容量が上がるので必然的に排気量がアップします。

そもそもバイクの「排気量」というのがエンジン部分にあるシリンダー内にどれくらいの空気を吸入できるかということによって計測される値なので、物理的に容量を増やしてしまおうというのがボアアップです。

より本格的なカスタムならストロークアップも

ボアアップだけではまだ足りないという人におすすめなのがストロークアップです。
ストロークアップもバイクの排気量アップのための方法としては比較的有名なのですが、ボアアップとくらべて交換するパーツが多くまた調整も難しいので個人で行える人はそれほど多くありません。

ストロークアップの基本的なしくみは、シリンダー部分でピストン運動をする内部の動作をより激しくするための改造をするということです。

ボアアップの場合シリンダーを大きいサイズにしてしまえばそれでよいのですが、ストロークアップの場合にはそんな大きくなったシリンダーで動くピストン性能を高めるためのパーツを全体的に交換していくことになります。

ボアアップをせずにストロークアップをすることもできますが、一般的にはボアアップとともにストロークアップをして大幅に排気量を増やすという方法がよくとられています。

ボアアップにしてもストロークアップにしても、それを行うことにより内部の「圧縮比」が大きく変わることになります。
圧縮比というのはシリンダー内部にかかる空気の圧力のことで、当然のことながらシリンダー内の容量が大きくなったりピストンが激しく動くようなれば中にかかる圧力が変わります。

何を意味するかというとこの圧縮比の変化を制御するため、インジェクションなど電装部分も適合するようにチューニングをしなければならなくなるということです。