1. ハーレーのホイールについて

ハーレーのホイールについて

ホイール

見た目を大きく変えるおしゃれなパーツ

バイクカスタム好きが好んで改造する代表的なパーツがホイールです。
ホイールはタイヤの内側に入っている金属の輪のような部品のことで、金属の素材や形状などによりタイヤ性能や見た目が大きく変わります。

バイクタイヤ用のホイールは大きく分けて「スポークホイール」と「キャスト式ホイール」があります。
スポークホイールは昔ながらのバイクタイヤのホイールのことで、新しくチューブレスタイヤが開発されたときにできたのがキャスト式ホイールです。

ただし現在ではスポークホイールの中にもチューブレスタイヤを使用できるタイプも登場しており、かなり選択肢の幅は広くなっています。

一般的な傾向としてキャストホイールは軽量でありながら強度が高いことが特長で、スポークホイールはスポークとリムが衝撃を吸収するのでアップダウンのある道でも衝撃をそれほど感じることなく走行できるというメリットがあります。

純正品の場合、スポークホイールを導入しているのはオフロードバイクのような車高が高くサスペンションが大きいタイプのバイクです。

ここ最近新しく登場したホイールとして「ディッシュホイール」という内側部分が完全にお皿状の板になっているタイプがあります。
ディッシュホイールは見た目が個性的なのでルックスを重視するカスタムユーザーに人気がありますが、横風に弱く走行バランスが保ちにくいというデメリットがあるので長距離ツアラーにはあまり向いていまえん。

インチアップとワイドタイヤについて

タイヤ・ホイールのカスタマイズでここ近年人気があるのが「インチアップ」と「ワイドタイヤ」です。
インチアップとはタイヤの外形を変えずにホイールだけ大きくするという方法で、横から見た時にホイールが大きく見えて個性的なルックスになります。

インチアップをすることで運動性能が高くなり、グリップが効きやすくなるのでスピード感を重視する人から好まれます。
しかし一方で無理にタイヤの内径を押し広げるので、衝撃に弱くなったり燃費がダウンしたりします。
メリットも確かにありますが、基本的にはルックス重視のカスタムです。

ハーレーバイクのタイヤカスタムで人気があるのが「ワイドタイヤ」で、これは純正品よりもかなり横幅のあるものに変更するという方法です。

ハーレーのバイクは全体的に大きなタイヤを使用しているモデルが多いですが、そこにワイドタイプのタイヤをつけることでますます足元の存在感が増します。

バイクの安定性も向上するので、足付きが悪く直立が苦手という人もよく行う改造です。
ただこのワイドタイヤ化は非常に価格が高くなりがちで、タイヤキットだけで50万以上がかかってしまいます。
完全に交換と整備まですると100万円以上になることもざらなので、手軽にできる改造というわけではありません。