1. 冬の寒さから手を守るヒートグリップ

冬の寒さから手を守るヒートグリップ

ヒートグリップとは

冬場のバイク走行の強い味方となってくれるのがヒートグリップです。
寒い季節はライダーにとって過酷なものですが、特に手元に直接あたる風は運転操作そのものを危うくしてしまう原因になります。

冬用のバイクグローブも多く販売されていますが、そうしたものだけでは冷気に負けてしまうこともよくあります。
そこでグリップ部分から熱を発生させるヒートグリップを用いることにより手元を常に温かい状態に保つことができます。

ヒートグリップは電装機器の一つで、バイク内のバッテリーから電力を取得して電熱をグリップ部分に伝えるというしくみをしています。
現行のハーレーの中には純正品として付属しているモデルもいくつかありますので、新車として購入をするときにはそうしたところもしっかり選んでおきたいところです。

ちなみにハーレー・ダビッドソンの公式アクセアリーカタログによると、ヒートグリップは「ヒーテッド・ハンドグリップ」という名称でいくつかラインナップされています。
最も確実なのが最寄りのハーレー正規代理店でそうした純正品を購入して交換を依頼するという方法です。

純正品だけでもハーレー用ハンドグリップはかなりの数のデザインがあるので、自分の好みの見た目にしていくことも可能となっています。
参考価格としては都内近隣にあるハーレーカスタムショップにヒートグリップへの交換を依頼した場合の相場金額は本体代金込で約45000~50000円程度です。

5万円程度というとかなり高く感じるかもしれませんが、冬場の運転におけるヒートグリップはかなり効果が高く乗り心地を一気に改善してくれますので冬季間でもバイクに乗るという人はぜひ検討をしてみてもらいたいです。

ヒートグリップの交換方法

自力で交換をするという場合には、バイクの電装周りの知識が必須となってきます。
グリップヒーターはハーレーの純正品だけでなく、デザイン性に富んだ他社製品も多くありますので適合車種に注意しつつまずは本体を購入してみてください。

本体以外に必要な用具としては、一般的な工具類の他エレクトロタップやクリップボンドといったものがあります。
グリップヒーターを取り付ける時にはまず電源確保をしなければならないので、バッテリーにあるアクセアリー電源もしくはハンドル部分のスイッチボックスから端子を分岐させます。

グリップヒーターはかなり大きな電気を使用することからどこからどのように電源を取得するかは重要な問題となります。
交換作業そのものよりもむしろ電源の確保方法の方が難しいと言ってもよいくらいなので、取扱説明書などに記載されている電気設計図を見ながら考えてみてください。

不用意に電装部分をいじってしまうことによりほかの機能が制限されることもあるのでよくわからない場合は専門店に依頼するのが確実です。