ハーレー乗りになったなら日常のメンテナンスは必須
大型バイクファンにとってハーレー・ダビッドソンのバイクは大きな憧れですが、実はハーレーオーナーになるというのは並大抵な愛情ではやっていけません。
というのもハーレー・ダビッドソンのバイクは国産メーカーのバイクと異なり、日常のメンテナンスをきちんとしていないとみるみる調子を悪くしていってしまうからです。
基本的な走行性やスタイリングは文句なしに一流ではあるのですが、それらを発揮するのは日々のメンテナンスをきちんとしているからこそであるので、新車にしても中古車にしてもそのあたりの覚悟はしっかりとしてから購入をしてください。
ハーレーのケアとしてまず基本中の基本となるのは洗車です。
洗車はどのメーカーであっても重要な日常ケアの一つではあるのですが、特にハーレーにおいては意味が大きくなります。
というのもハーレーのバイクは構造上エンジンの重要部分が外部にむき出しになっていたり、そうした外観部分にメッキを多用していたりするからです。
ちょっとケアをサボるとあっという間に見た目も悪くなっていってしまいますので、ハーレー本来の魅力を堪能するためにもぜひ丁寧に洗車をしてください。
ハーレーの洗車は水を使わないのが基本
バイクの洗車方法は大きく水を使うやり方と、水を使わないやり方の二種類があります。
水を使わない洗車というのは、外部から洗剤などを使って拭き取るようにするというもので、大雑把にホースで水をぶっかけるというようなことをしません。
ただ全く水洗いをしない方がよいというわけではなく、未舗装道路の走行など汚れが多くついてしまった場合には水を使って一気に汚れを落とした方がよい場合もあります。
問題はそうした水を使って洗車をしたあとに、いつまでも水分をボディにつけたままにしないということです。
雨の後もそうですが、大量の水分がいつまでもボディについていると重要な電気系統を傷める原因になってしまいます。
雑巾で表面を拭き取っただけでは部品内部にまで入り込んだ水分を追い出すことができませんので、洗車用具の一つとして空気を送り込んで素早く乾燥させる「コンプレッサー」を購入しておくことをおすすめします。
日々の洗車では洗わずに丁寧にウエスなどでボディーまわりや機器類をキレイにしておくようにします。
その上で定期的に水をかけて行う洗車をして一気に汚れを落とし、水分を丁寧に拭き取るようにしていきます。
また丸洗いをする時にシートの縫い目に水が染み込むと品質を大きく落としてしまうことになり、また乾燥が遅くなりますので水洗いをするときにはまずシート部分を外して別途丁寧に洗うようにしましょう。