ハーレーの仕組みを知る
これから大型自動二輪の免許を取得しようと考えている人の中には、「いつかハーレーに乗るため」というふうに考えている人もいるのではないかと思います。
ハーレー・ダビッドソンのバイクはただの大型バイクというだけでなく、乗る人に高い満足感を与えてくれる特別なブランドイメージがあります。
その一方で独特のバイク構造をしていることから、教習所で習ったことと全く勝手が異なると感じる部分もあり乗りづらさを感じることもあるようです。
ハーレー・ダビッドソンに実際に乗っている人に聞いてみても、初めてまたがったときにその操作性の難しさに驚いたという話がよく聞かれます。
ハーレーに憧れを持っているという人には申し訳ないのですが、まずハーレーのバイクは「想像以上に乗りにくい」ということをまず理解しておいてもらいたいです。
なぜハーレーの運転が難しいかというと、「車体が非常に大きい・重い」「振動が大きい」「騒音が大きい」ということが関係しています。
まず車体の大きさですがこれはハーレー・ダビッドソンというバイクがアメリカで広大な土地を走行することを前提にしていることが原因です。
日本国内の道路事情はアメリカと比べてかなり狭く、長距離の移動をすることもそれほど多くないのでそのあたりが乗りにくさにつながってきます。
次に振動の大きさですが、こちらはエンジン内のガソリン噴射量が少ないということが関係しています。
これはアメリカにおける排ガス規制に対応するための構造で、特に低速で走行していると振動が大きく感じられてしまいます。
騒音についても、日本ではあまり多くない空冷エンジンを使用していることが理由で、ハーレーの特徴にもなっているVツインエンジンだからこそ避けられない問題となっています。
かっこよくハーレーに乗れるようになる練習方法
ハーレーをの乗りこなすためにはまずはその大きな車体に慣れるということが重要になってきます。
小柄な女性などは横倒しになったバイクを立ち上げるのにも苦労をするというところですが、力ではなくバイクそのものの構造を知って扱えるようになるとかなり立ち回りも楽になります。
大型バイクで難しい運転項目として「Uターン」「一本橋」「スラローム」があります。
ハーレーに慣れるためにはまず教習所でも習うこれらを重点的に練習していくことで、自然にハンドリングに頼らない体重移動による進路変更ができるようになります。
ツーリングでハーレーに慣れる
ハーレー・ダビッドソンではH.O.G.(Harley Owners Group)という公式会員サービスを展開しています。
こちらに入会することで同じハーレー乗りたちとのツーリングイベントを案内してもらえますので、そうしたところに参加することでハーレーの先輩たちからツーリングのコツを教えられる機会が得られます。