1. スポーツできるビッグツイン!ダイナとはどんなバイク?

スポーツできるビッグツイン!ダイナとはどんなバイク?

スポーツスターシリーズ

日本でも使用しやすい大型バイクのダイナファミリー

ハーレーを求めるユーザーの気持ちはそれぞれでしょうが、やはり多くの人が期待していいるのは「これぞアメリカンバイク」というスケールの大きさでしょう。

とはいえ日本の道路状況はアメリカとは大きく異なりますので、ハーレー・ダビッドソンの主力商品である1500cc以上の大型バイクではちょっと取扱に困ることもあります。

しかし反対に取扱し易い小型のスポーツスターシリーズになると、無理にハーレーを選ばなくても同じようなサイズで優秀な日本メーカー車もたくさんあるので「ハーレーに乗っている」という満足感を完全に得ることができません。

そこで現在普段乗りに使用するだけでなく、遠距離ツーリングも積極的に行っていきたいという人におすすめなのがダイナシリーズです。

ハーレーの商品ラインナップに「ダイナ・グライド・カスタム(FXDC)」が加わったのは1992年からのことで、以来日本における新車・中古のハーレーバイクの大人気モデルとなっています。

ダイナが登場する以前よりその前身モデルは数多く販売されてきており、最も古い原型モデルとされているのは1971年の「スーパーグライド(FX1200)」です。

この間にも数多くの名車が登場しており、中でも1988年発売の「エレクトラ・グライド(FLHS)」と「スーパーグライド(FXR)」は今も人気の高い2つのモデルとなっています。

レトロな見た目と鼓動感がダイナの魅力

ダイナシリーズ最大の特長となっているのがまたがったときに感じる鼓動感です。
排気量の多いアメリカンバイクでは、エンジンをスタートさせてまたがってみると足元から「ドッドッドッ」という轟くような力強い動きを感じることができます。

ダイナシリーズでは特にこの動きが大きく乗っているだけで満足感のあるモデルと言われており、1300cc台という十分な排気量ながら乗りやすい湾曲したシートが女性ライダーからも人気の理由です。

人気車種なので中古市場でも数多くダイナシリーズを見かけることもでき、中には非常に個性的なカスタマイズをしているものもあります。

乗りやすさやメンテンナンスのしやすさに加え、カスタムし易いというところもこのダイナモデルの特長と言え、カスタムハーレーの品評会でも一際目立った作品として紹介されています。

1990年台までのダイナシリーズはどうしても振動が大きくパワーのない人にとってはちょっと扱いづらい点もありましたが、2000年に登場したラバーマウント式のモデルは従来までの欠点を大幅に改善し、鼓動感をなくすことなく操作性を向上させることに成功しました。

それぞれの発売年代ごとにデザインに個性があるというのもダイナファミリーの特長なので、改造も視野に入れたルックスにも徹底的にこだわりたいところです。